2026年10月11日日曜日

なめらかな世界と、その敵

 面白かった。

これはずっと本棚にとっておくやつ。

SFを最近読み始めて、電気羊のやつとか月が女王のやつとか読んだけど、正直全然面白くなかった。

翻訳のせいなのか元々の内容がそうなのか、キャラクターがいまいちすぎて面白くなかった。

この本はどの物語も主人公が魅力的だった。SFを舞台にしてはいるけど、人間の物語が書いてあって、それが面白かった。

物語なんだから当たり前なんだけど、当たり前のことが書いてあるのが良かった。

2026年9月13日日曜日

アロハで田植え、はじめました

 あんまり面白くなかった。

沈黙の春とか読んでそうな左寄りの人が、学生時代のノリそのまままに初老を迎えたって感じで、その人がただ地方に行って農業をするだけ。実際文中でも沈黙の春についてとか出てきて、イメージそのまんまだなと思うなどした。

農村で農業を始める過程で農村の暮らしを知らない自分とかは、具体的に農村の雰囲気が想像できていい部分もあるが、全体に漂っている偏屈な左翼の中年の一方的な押し付けが鼻について全然楽しめなかった。

テーマは面白いだけに勿体無いとも思ったが、農業ってドラマチックさとかないし、色々横にそれて文字数を稼がないと本にならなかったのかなとも思う。

2026年9月6日日曜日

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

 ブレードランナーの原作である。

アンドロイドとの闘争の物語であるが、主人公の認識の外側に世界があって、それを知覚していくような構造になっているのはSFあるあるだろうか。

月は無慈悲な夜の女王よりは、全然読みやすいので翻訳が上手いのだと思う。

ただ、やっぱりあんまり面白くはないな。

ロボットが進化し続けて人間と見分けがつかない世界を描いているが、識別する方法が心理テストっていうのも変な感じだな。

それほど精巧に作られているわけだけど。判別方法に違和感がありすぎる。

ただ、小説として楽しめはした。

月は無慈悲な夜の女王

 読みきれなかった。。。

SFとしての設定は面白いとは思う。発行された年を考えれば。

ただ、現代においてはAIの進歩が凄まじいので、AIの賢さの描写がSFといえないような、現実と地続きすぎてあまり楽しめない。

設定の面もあるが、内容がすっと頭に入ってこない文章の読みにくさがある。

翻訳だからしょうがないんだろうし、英語だとIの一人称が男か女か分かりにくくさせているのも日本語だと陳腐なやり取りになってしまっているし、翻訳自体も正直なところ読みにくいので最後まで読めそうにない。

実際に途中で読むのを辞めてしまったのであった。

2026年8月30日日曜日

海 (新潮文庫)

 小川洋子の本は初めて読んだ。オムニバス形式の物語がいくつかあるものであった。登場人物は普通のいい人がたくさん出てくる。

ファンタジーでもないけど現実離れもしているようなそんな話ばかりであった。

ドラマチックな展開がたくさんあるわけでもないが、日常の中で少し事件が起こって、思いやりからそれに対処していくことで少し成長するようなそんな話が多かったように思える。


陰陽師 烏天狗ノ巻

陰陽師の中で一番面白いとかそういう記述もあったので改めて買って読んでみた。

面白いけど、特別のこの巻だけが面白いわけではないです。

他のも面白いですし、いつもの陰陽師です。

蘆屋道満も出てくるし、九尾の狐も出てくるので確かに面白くはあるので、1冊取っておくとしたらこの本を選ぶというのもわかる気もする。

2026年8月29日土曜日

機械学習システムデザイン

 いい本だとは思います。網羅的に機械学習について記述されていますし、実際に運用している人が書いている感じがしました。運用まで見た場合の課題とかにも記述があります。

自分の興味がちょっと薄れていることもあって、精読はできなかったです。

斜め読みしてみた感じです。

量子化や枝切りとかLLMでも目にすることが古典的な機械学習でも用いられていたアイディアで新しいものではないのだなというのが面白かった。

LLMを作っている人たちも古典的な機械学習を学んで現在のLLMを作っているのだと思うと基礎的な学習にだいぶ差があるので、LLMを作っている人たちに追いつくのは大変なことなのだなと改めて感じた。

本自体は良いですし、機械学習システムに触る機会があれば、この本を足がかりにしてさらに知識を深めるという使い方ができそうだと感じます。

2026年6月3日水曜日

言語化だけじゃ伝わんない: 絵を描くように「考える・伝える」技術

 面白くはなかったし、役にも立ちそうになかった。

もともと自分が言語化が得意な方ではあるので、過不足なく喋りまくれば伝わると思っているし、図を買いたりも当然するので、学べる内容はなかった。

挿絵は見たことがあったし、好きなタッチなので買ってみたけど、作者の他責思考が滲み出ていて、ちょっと嫌な気持ちにはなった。それを自覚して買いているので、今は違うのかもしれないけど。

学術的な研究の結果としてコミュニケーションの方法について書いているわけではなくて、作者の生活の中で得た感覚を共有している。という感じなので、こういう考えの人もいるよね。別に他に共感している人がいるかは別にして。という感じに見えて内容にもあまり共感も反論もできない感じになった。

言語化以外の意思伝達の手段としてのイラストだったり、その実践の方法だったり、身振り手振りとかもっと実践的な言語化以外の情報伝達とその確認方法が知りたかったので、内容はがっかりであった。

2026年6月2日火曜日

世界はシステムで動く

 読む価値のある本だと思う。

しかし、ソフトウェアエンジニアとしてシステムの基本設計をしたことがあったり、その議論に参加したことがあるならば、システム思考というのはある程度は身についていると思う。
アーキテクチャと言ったりもすると思うけど。

身についていないと、議論ができないからだ。

システム思考というのは、境界があって、入力があり処理があり出力があるという状況や物事を全体的に俯瞰して記述するということに他ならない。

ソフトウェアのシステム設計とシステム施行で異なる点があるとしたら、世界が非線形であるという事と時間軸を考慮に入れてにシステム思考は事象を記述しようとしているところだ。

ソフトウェアの設計の場合は、安定稼働が求められるので、当然と言えば当然だけど時間軸で変化しないシステムの構築を目指すが、現実には時間軸の影響によりシステムは不安定になり非線形となる。そのような状況を記述しようとしているところが良い。

システムの結果生み出されるものを改善するためのレバレッジを聞かせるポイントをまとめてくれているのは良い。

数字などをいじりがちだけど、レバレッジが効かないことが多い。

パラダイム(常識や規範や考え方や価値観など)を変えることが最もレバレッジが効く。

目的

自己組織化(システムの構造そのもの)

ルール

といった順番にレバレッジが効く。

当たり前だけど、変える難易度も高いと思う。

2026年5月5日火曜日

探偵小石は恋しない

 面白かったし、ミステリーを好きな登場人物がミステリーの登場人物となって読者にミステリーを勧めるようなそんな気持ちになった。

物語自体は、断片的だと思いつつ、実際は最初から最後まで繋がっていて1つの物語になっている。

続き物にできそうな気もしつつ、実際にはこの1冊で終わりにせざるをえないなって読み終わってから気がつく感じ。

小学生にはちょっと早い気もしたけど、中学生なら十分に楽しめるかなと思える作品だった。

2026年4月10日金曜日

青の数学

キャラクターに違和感があって、楽しめなかった。
数学やったことない人が数学を無理やり題材にしたのかなと思えるくらい数学が得意な人間に対する解像度が低くて共感できなかった。
青春小説としても成長が描かれていないので続きを買って読む気にはならなかった。

アリ先生、おしゃべりなアリの世界をのぞく

 あんまり面白くなかった。

研究内容について書き続けるのではなく、本人の自分語りも結構入っていて、興味ない話聞かされている感じでつまらないというのが本音であった。

アリについて知らないことを驚きなどと共にきちんと伝える本にしてほしいと思った。

2026年3月4日水曜日

夜は短し歩けよ乙女

 有名だし、成瀬に出てきたから読んでみたけど、クセが強すぎて最後まで読めなかった。

ファンタジーといえば聞こえがいいが、夢の中みたいな支離滅裂さがあった。

100万部も売れているんだし、こういうのが好きな人もいるんだろうなというのはあるが、個人的には楽しめなかった。


2026年2月10日火曜日

ブロックでなんでもつくる!ビルダーの頭の中 (みんなの研究)

そこそこ、面白んだけどちょっと図書館で読んだら満足しそう。

子供向けに作られた本ではあるんだけど、子供向けのメッセージが強すぎて子供は食いつかなさそう。

本を書くプロが書いたわけじゃないから仕方がないけど、そこは本に関わったプロが本当して面白いものにしても良かったんじゃないかなと思う。

内容は悪くないけどおすすめはできないというところだろうか

2026年1月11日日曜日

あの国の「なぜ?」が見えてくる 世界経済地図

 内容は面白かったが、日本編はだいぶ息切れしている感があった。

やっぱりアメリカと中国に関心あるよね。って内容だった。

アメリカのインフレの傾向についてのは思っていた通りであったが、中国については最近はテクノロジー分野での躍進とレアメタルの独占の印象が強かった。

確かに独占しているし、技術も高いんだけど国家としてはだいぶ危険な状況なんだなというのはある。それが故に危険な行動しそうで怖いなというのと、日本が第三極になれないまでも何かしらカードを持つ必要があり、それの1つが債権というのは面白かった。

なんだかんだで世界中に投資しているから、世界が成長すれば配当で儲かるという面白い構造。

最新のことが書かれているので、くり返い読む類のもではないなとは思った。