2019年3月1日金曜日

恐怖の地政学 ―地図と地形でわかる戦争・紛争の構図

世界各国の状況や関係について地形との関係を交えながら解説している。
中国、ロシア、日本と朝鮮半島、アメリカ、西ヨーロッパ、アフリカ、中東、インドとパキスタン、ラテンアメリカ、北極圏
といった内容である。

中国
現在でもそうであるが、南シナ海で領海を作ろうとしている点は今も変わらない。
かつてはヨーロッパよりも進んだ国だったわけで世界で最も進んだ国になってもおかしくはない。ただ、14億人もいるので社会不安が発生した場合の影響も未だ見たことにないものになる。

ロシア
天然資源もあるが、不凍港がないというのが未だに課題となっているのである。
ドイツとのパイプラインや中国への輸出がとても大事で、ガス価格の1ドルの減少が国家の財政にダイレクトに影響する。
価格の変動と推移でロシアの行動が過激になるかがわかるかもしれない。

日本と朝鮮半島
日本は地形的に侵略されにくい国であるし、今後もそうだろう。
しかし、人口減少からくる国力低下は避けられず、米軍への依存は今後も続くだろう。

アメリカ
広く、成功が約束された土地と燃える。豊かな農場もある。
国力も年齢も若く今後の成長もあると考えれる。

西ヨーロッパ
ユーロ圏が一体化して、ドイツはロシアとの関係も頭に入れつつ、フランスは核ももつ峡谷である。ヨーロッパが60年平和であるのは稀で、一体化は平和をもたらすのは明確である

アフリカ
アフリカの縦に長い地形と農地に向く土地が少ない状況、港をが作りにくい地形、川には滝が多く輸送に向かないことなど、経済の発展を妨げる要素がたくさんある。

中東
押し付けられた国境線と地域住民の国家に対する帰属意識のなさなど、紛争の理由には事欠かない。平和がないので経済発展もままならない。

インドとパキスタン
インドと中国はヒマラヤ山脈という国境で遮られているが、それがないため衝突が激しい。宗教的に違う宗派がいることもあるが、お互いに核を持ちトラブルが絶えない。

ラテンアメリカ
殆どがジャングルで、殆どがスラムに住むブラジル。
地政学的にアルゼンチンのほうが発展の可能性があるが、過去の失敗が未だに尾を引いている。

北極圏
世界中が狙っている地域。