2021年4月28日水曜日

ユニコーン企業の秘密

 面白い本だし、手軽に読めて良い。

ただ、内容的には昔ながらのマネージメントの本に書かれていることが書かれている感じがして、特別に新しいことがあるわけじゃない。

アジャイルの先に言っていると本の中では言っているが、昔からのソフトウェが企業のマネジメントかも。

心理的な安全性を確保する

ルールではなく判断基準で管理する

ミッションを与えて、チームに判断させる

など、

スクワッド、チャプター、ギルドなどの人のまとまりの単位は役に立つ考えだと思う。

ちょっと思うのは、そもそもうまく行っていない企業の場合は、ミッションが無い。目標がない。という状態で、そのために判断基準が作れなくて、タスクを食う機械になってしまうのだろうかと思わないでもない。

2021年4月14日水曜日

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書) 新書

 これは、読んだほうが良いやつだなと。

組織の立て直しの際には、中央銀行の総裁であっても自分で手を動かして、課題を解決していくものだし、その実務能力が必要でかつ、組織掌握なども必要ということだ。

学びが多い。人は好きでも信用はしすぎずに、保険をかけるなどしている。

また、とにかく調べ尽くしているなと思った。記述がとにかく詳細で、繰り返しの内容がほぼないし、内容が濃い。

とにかく現状を調べ尽くして、それは資料は当然として、人にあって目的意識を持って知りたいことを知りつくそうとしている。

その結果として、関係者の思惑が見えてきて、それに対する対処もできてくるという感じで、とにかく対話を通して人も含めた事象を知りつくそうとしているなと。


また、ルワンダの虐殺等についても記述してあり、wikipediaでは、簡単なことしか書いてないが、最終的に虐殺をした側が政権をとったのではなく、多数が殺害された側の民族が外国からの武器援助(虐殺前からあった)により実質的に軍事政権を作り最終的には独裁へと進んでいっているのがよく分かる。

当たり前であるが、単純なことではないというのがわかり、非常に興味深い。

2021年4月12日月曜日

会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方

本当に基本的な内容を繰り返し説明する内容となっている。

正直ちょっと物足りない。

クイズはあってもいいが、決算書についての詳細な解説をメインにしてくれるともっと面白かったと思う。

わかった気になるとは思うが、これを読んだところで特に応用が効くようになるわけではない。

すでに決算書を読める人の娯楽用かなという印象です。