2021年11月30日火曜日

AI時代の大学と社会

アメリカで仕事したこともないし、暮らしたこともないので、アメリカの実態がわからない私のような人間が読むと得るものがあるかもしれない。
アメリカの格差社会具体は広く知られているとは思うが、上位20%下位20%が再生産されていて、貧富の差が固定化されていっているというのは、改めて見ると怖い話だ。
著者の日本で暮らしていつつも、日本の組織に対する恨み節が至るとことにあり、日本で職を得て生活してそれなりに成功しているにも関わらず、これだけの不満が出るということに日本のアカデミアの硬直性というか進歩性のなさに不安を覚える。
アメリカのやり方や文化を手放しで褒めちぎっているわけではないが、日本の良いところや伸ばすべきところなどについて言及がなかったのが残念ではある。




2021年11月1日月曜日

世界史とつなげて学ぶ中国全史

 面白い本であった。

ヨーロッパにやアメリカについては、本を読んだことはあったがアジアにいてはなかったので良かった。

ローマの滅亡と同じくして、中国でも崩壊が始まって、それが気候変動によるものというのは面白いし、現代にも通じるものがある。

中国の民間と政府との分断も、いまに始まったことではなくて、昔からの伝統であるらしい。

これからはどうなるのだろうか。

IT企業の行く末が気になるところだ。