2020年10月28日水曜日

アメリカ史 上 (YAMAKAWA SELECTION) 紀平 英作

11の国のアメリカ史――分断と相克の400年

を最初に読んだが、アメリカの歴史についての知識がなさすぎて難しかったので、入門書として読んだ。
本としては、歴史が列挙してあるだけなので、物語性はなく、退屈といえば退屈である。
ただ、黒人解放のための南北戦争だったのかというと、そうではなく、南部の独立を阻むだめの戦争に過ぎなかったとか。
北部も、奴隷制は非人道的であるが、黒人が白人と平等かというと全くそんなことは思っておらず、むしろ差別意識があり、黒人を集めてアフリカに送り返すのが良いと思っていたりとか。
黒人奴隷を所有しているのは、白人でもごく一部で、奴隷主と非奴隷主で利害関係の対立があったことも奴隷制の廃止に寄与したとか。
よくよく考えれば当たり前だが、奴隷制の廃止は、黒人のことを考えた結果ではなく、白人同士の利害関係の対立の結果として発生しているにすぎ無いというのが分かる内容ではあった。

奴隷解放後も黒人差別はのこるというかむしろ悪化するなどしている点も興味深い。また、貧富の差の問題など100年以上前からある課題が、世界1の経済国家でも克服できていないというのは、もはや克服する気はなく、政治家のパフォーマンスの道具程度の意味合いしか無いのだろうなとか思うなどする。

そういった気づきを得られたという点では良書だと思う。

学生向けというよりは、ニュースなどをある程度見ている社会人向けかと思う。

アメリカ史 上 (YAMAKAWA SELECTION) 紀平 英作 https://www.amazon.co.jp/dp/4634423812/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_P0xMFb21B7PK6




2020年10月5日月曜日

詳解HTTP/2

 ためにはなったけど、アプリケーションを作る立場の人はあまり学びがない気がする。

通信内容をみてデバッグしようと思ったときでも、そんなに役に立たない可能性がある。


インフラ周りを構築する際には良いのかも。という程度。


詳解HTTP/2 Barry Pollard https://www.amazon.co.jp/dp/B087JFFK9V/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_5wSEFb21NFFFJ