2024年4月21日日曜日

リーンソフトウェア開発と組織改革

 リーン開発の本の三部作の三冊目。

タイトルにある通りに組織に焦点を当てていると思う。

24のフレームに分けて解説されている。

  1. 顧客中心
  2. システムの能力
  3. 開始から終了までのフロー
  4. ポリシーが生む出すムダ
  5. 本質的複雑性
  6. 構成的な実装による品質
  7. 進化型開発
  8. 深い専門性
  9. 裏づけのある実績
  10. ワークフローの平準化
  11. プル型スケジューリング
  12. 適用制御
  13. 完璧を視覚化する
  14. ベースラインを決める
  15. 問題を顕在化させる
  16. 改善の仕方を学ぶ
  17. 知識労働者
  18. 助け合いという規範
  19. 相互尊重
  20. 熟練の誇り
  21. 理論から実践へ
  22. ガバナンス
  23. 団結
  24. 持続可能性

イーロン・マスク

 電気自動車やロケットについて、有名になるかなり前から取り組んでいる。当たり前ではあるが、時代というのはこういう人が作っていくのだなと感じる。

第一原理から考えて市場に対して競争力のあるものを作るという姿勢は素晴らしいが、ある意味ではたまたまという面もある気がする。
根本から作るという意味だと、半導体製造にも踏み出してもよさそうだが、それは行っていない。たぶん複雑すぎてマネージできないのだと思う。
ある意味では、ワンマンの限界みたいなものも垣間見られる。
自動運転に関してもかなり最新のことも書かれており、今読むことに価値がある本という感じだ。
すくなくとも、トヨタではなくてテスラの株を買おうかなと思わせるものがある。

イチョウ 奇跡の2億年史

  イチョウは、植物界の生きた化石だということだったので興味がわいて読んでみた。

正直なところ、研究者の成果の系譜について箇条書きでつらつらと書き連ねられているだけなので、研究者にとっては良い本かもしれないが、その他の読者にとってはそれほど興味深く読めるものではなかった。

イチョウについて、調べたり書いたりするときに道しるべとなる本であるとは思うので、資料としてはかなり価値があると思う。

楽しんでよ無駄食いの本ではないという感じだ。

2024年1月20日土曜日

システムを作らせる技術

  経営や事務側の人たちがシステムを作るにあたって、どのように主体的にかかわっていけばいいのかを描く目的で書かれているが、難しすぎて、結局はIT部門の人が行うんじゃないかなと思う。

他の部署の人に特定の機能をどのように作ってもらえばいいかを考えるにあたって、手に取ったが、業務システムの作り方に多くのページが割かれていたので、あんまり参考にはならなかった。

ただ、目的から入るというのは当たり前だけど、WhatとかHowから入ってしまいがちというのは反省するべきところかなと思った。やはりWhyのところから入りなおすべきなのだろう。