2018年10月2日火曜日

ソフトウェア工学の基礎

自分が読んだのは岩波書店の本であるが、良い本だと思う。
網羅的にソフトウェア開発の全体像が書いてある。
ソフトウェア開発を実践で行ったことがある人が読むと自分の体験が整理されるのではないかと思う。
それと同時に、この本に書かれているような当たり前のことが実際のソフトウェアの開発現場においては出来ていないということもわかると思う。
要求と具体的な実装との間のコミュニケーションをどのように行うのかというようなことについて設計について記述されていると思う。そこから実装、保守へと本の内容が進んでいく。
最終的には保守のコストを下げるべく再利用可能なソフトウェアの構築に言及されてはいるが、具体的なことは、組織として取り組む必要があると言いったことだけであるが、それは本の分量的に仕方がないことかと思う。
一読の価値はあるし、手元においてくと良い本かと思う。

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