アントフィナンシャルの成り立ちについて書いてる。
いまでいうFinTechの走りだが、彼らはTeckFinであり、あくまで技術を提供する会社という意識らしい。
もともと、金融業で儲けようというよりは、アリババで決済に課題があり、それを解決するためのアント・フィナンシャルだった。
決済をスムーズに行うための信用が鍵になっていた。信用をアントフィナンシャルが保証することでアリババでの決済をスムーズなものにした。
ニーズから自然と生まれたという印象で、現在のFinTechとは少々印象が違う。
取引の信用問題の解決から、小口事業屋への融資などがスタートしている。
それらもやはりニーズありきだ。
QRコード決済もクレジットカードが無いから生まれた面もある。
もともと信用情報を提供することで市場での取引をスムーズにした面があるので、信用スコアなども自然と浸透したのだと思う。
現在の日本の状況等はだいぶ違う。
アリペイなどとの競争を見るとニーズからスタートしたのではないようにも思えるが、完全にユーザーニーズを満たすために生まれたのであり、だからこそ広まったのだなと思わせる。
やはり第一原理を考えるという基本的な姿勢が重要だと教えてくれる。良い本。
アントフィナンシャル――1匹のアリがつくる新金融エコシステム 廉 薇 https://www.amazon.co.jp/dp/4622087758/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_RchJEbVWSJGSA
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