2025年1月25日土曜日

Tidy First? ―個人で実践する経験主義的ソフトウェア設計

 一昔前ならば、ソフトウェアエンジニアであれば一冊は持っておいて良い本だと思う。

コードの書き方や開発の仕方自体について基本的なことが網羅的にまとめられているので良本だとは思う。

ただ、今の時代にいるのか?というのは思う。

例えるのは難しいけど、車の正しい運転の仕方とか作法ってあると思うんですよ。タイヤを長持ちさせたりとか車自体を長持ちさせるような。でも、そんなの知らなくても今時のタイヤとか車って壊れたりしないし。知っていて損はないんだけど、物好きな人は知っておけばいいんじゃないかな歴史として、機械工学科の学生とかは、でも現実には知る必要ないよね。

みたいな内容に感じてしまいました。

 AIが記述するコードは、こういう過去の知識を土台にしているので、存在すること自体には価値はあるんだけど、改めて新しい書籍として学ぶ必要があるかというと微妙だなという感じです。

ギリギリ、今は知っていてもいいかもですが5年後にはもう必要なくなっている知識の再まとめという印象でした。

ソフトウェアの開発の仕方やそれに従事する人間の関わり方も5年くらいで急激に変わりそうな気配を日々感じるので、こういう感想になってしまいました。

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