良書ではある。
ファクトフルネスとLeanの内容が一個になったような感じ。
基本的には、よく考えて練りに練った案よりも、とにかく試して失敗してフィードバックを得て改善していったほうが良いものが生まれるということが書いてある。
その際に、問題になるのが
失敗を公にすることに対する心理的な抵抗をどのようにして組織的に排除して、失敗を共有するのか?
また、どのようにして失敗したことを計測して次に生かしていくのか?
ということが事実をもとにしながら書いてある。
とにかく計測して客観的な情報を集めないことには改善も進まないというよりは、何が失敗かを見直すことも出来ないというのがある。
なので、とにかく計測することが重要だ。
計測できるようになったら、失敗を公にすることに対するデメリットの排除をすることだ。
評価には使わないとか、積極的なレポートを逆に評価するとか。
そうやって集めた情報を分析して結果をレポートしてあげて、マニュアルにフィードバックしていくことで、堅牢な仕組みを作ることができる。
重要なのは、計測と高速のイテレーションであるなと感じた。
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