2025年5月31日土曜日

フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

ノイマンの伝記ではあるのだが、近代において非常に重要な影響を各所に及ぼした点を網羅的に扱っている。
網羅的ではあるが、ただの報告のようにはならずに、それぞれ物語があり、読み応えもあった。
誇張があるのではないかなと疑いたくなるほどに、成果が広範囲で基礎的すぎて、天才では言葉が足らないなと感じる。現代文明を支える科学技術の始祖みたいな描かれ方をされている。
実際に、そういう成果を残したのだと思う。
時系列ではあるので、どれほど急速に時代が変わったのかもわかって、第二次世界大戦時に世界がどれほど急速に変わったのかというのが、科学の視点から克明に描かれていると思う。
Kindleで読んでいたけど、保存用に紙の本も買ったくらいには面白いものであった。

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