2025年5月31日土曜日

フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

ノイマンの伝記ではあるのだが、近代において非常に重要な影響を各所に及ぼした点を網羅的に扱っている。
網羅的ではあるが、ただの報告のようにはならずに、それぞれ物語があり、読み応えもあった。
誇張があるのではないかなと疑いたくなるほどに、成果が広範囲で基礎的すぎて、天才では言葉が足らないなと感じる。現代文明を支える科学技術の始祖みたいな描かれ方をされている。
実際に、そういう成果を残したのだと思う。
時系列ではあるので、どれほど急速に時代が変わったのかもわかって、第二次世界大戦時に世界がどれほど急速に変わったのかというのが、科学の視点から克明に描かれていると思う。
Kindleで読んでいたけど、保存用に紙の本も買ったくらいには面白いものであった。

2025年5月1日木曜日

敗者のゲーム[原著第8版] (日本経済新聞出版)

 とにかくIndex投資をしろって内容。

個別株に投資したとしても勝てる可能性は低く確率的に考えればIndex一択って話が延々と続く。

手数料もバカにならないしという感じ。

投資自体の話もだが、そもそもの資産形成の考え方について教えてくれる本だと思う。

そもそも何で貯蓄したいのかや将来どう使いたいのかなど。

債券や証券も基本的には利益に結びつかないので、株のIndex投資をしろってことだけが書いてある。

かなり説得力がある。資産形成はIndex投資で行い。個別の投機は別予算で行うなどの分別が必要になりそう。

子供にも読んで欲しい本ではある。