2024年6月23日日曜日

半導体戦争

 半導体やソフトウェアにかかわるのであれば、必読であると思える。

どのように半導体産業が発展してきていて、各国の関係がどうなっているのかがわかる。

半導体をくみ上げるには地球規模での協力体制が必要で、そのすべてを西側諸国が掌握している。また、半導体は戦略物資で戦争の火種にすらなりうるものだ。エネルギーに近い。

半導体のあるなしで、戦争の勝ち負けが決まるからだ。

そして、アメリカが半導体のすべてを牛耳っているわけではないけれども、サプライチェーンを作り上げて、半導体を設計するソフトウェアや技術をすべて持っている。

日本がソフトウェアでアメリカに勝てないわけだと痛感する。

アメリカは、アプリケーションを作っているような企業でも、半導体の設計のような低レイヤーを把握しているようなコミュニティーがあって、アプリケーションを作っているようなひとの隣の部署だったりするわけだ。

最適化やそもそもの発想がアプリケーションだけを作っている日本とは根本的に異なると思う。