最近の本であるが、トヨタ生産方式にがどのように作られていったのかを追いかけた物となっている。
トヨタがどのようにして生まれていったのかの歴史的な部分と、後半は大野耐一とその後輩がトヨタ生産方式をどのように広めていったのかが書かれている。
手取り足取り教えるのではなく、現場に放り込んで自分で考えさせる。だめなところを指摘して鍛える。
という感じで全員が鍛えてもらった。みたいな物語になってはいる。
正直、中には耐えられなくて脱落した人もいたろうから、すごく良い教育方針とは言えないかもなとは思う。
特に使い捨てには出来ない新人をきつく叱るのは、いまは出来ないかもなと思う。
時代が、違うというのは、替えがきくから潰れるやつがいてもなんとかなった時代ということだと思う。人が変わるけではないから。
少々、そのへんが賛美的な表現がされているので、真似するのは良くないと思う。
アメリカでは、論理的に説明して説得したというが、それは今の日本もそんなに違いは無いかなと思う。
物語としては、面白かったけど、そんなに学びがあるかというとそうでもない本ではある。
0 件のコメント:
コメントを投稿