2025年11月12日水曜日

世界一流エンジニアの思考法

 現場紹介という感じかなと思う。

これを読んだからといって、何かが改善できるわけではない。

結局は、会社の文化次第なので、すでにこういう文化の会社にいる人は、わかるわかるっていうだけだし、違う人は羨ましいなとか、ふーんって思うだけだと思う。

自社プロダクトを作っていて、利益を上げているソフトウェア企業にだけ許されるソフトウェア開発現場の紹介という感じだ。

個人商店の集まりというのは非常に面白い表現で、どこもそうなんだなーという感じにはなる。

その中で、周りに影響力を発揮しながら、大きいことをしていくというのは難しく、それを実現できている日本の企業というのは、ほぼない気がしている。

出来ればそのようなスケールの大きい成果を上げている人たちの具体例などを知りたかった。

2025年10月25日土曜日

ありえない仕事術 正しい“正義”の使い方

 非常に面白かった。

前半の心構えみたいな部分はそうでもないが、コンテンツのつく作り方の部分が非常に面白かった。

欲望を入り口にする。

アダルト、グルメ、そして人の欲望を人は知りたがる。

さらに惹きつけるために、Q&Aを用意する。

そうすることで惹きつけて離さなくする。

これは非常に面白いし勉強になった。

視点もまた良かった。前から取れば予定調和で、後ろからなら冒険のようになると。


後半の小説も楽しく読めた。


2025年10月5日日曜日

ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる

 東浩紀は、20年くらい前にはテレビに出ていて、自分もそれを良く見ていた。

思想地図も買ったし。

ただ、思想地図は良く分からなかったな。ショッピングモールだったし最初の大きなテーマが。

いまだに分からないが。

公共空間とは何かについて考えたときにショッピングモールなんだろうけれども、テーマが漠然としているというか、自分の生活の中では課題に感じる部分がなかったので、全く共感できなかった思い出がある。

その後もVol3くらいまでは、思想地図をかったけれどもその後は買ってないな。

東浩紀については、頭いい人が騒いでいるなくらいの印象しかなかったが、本が出ていたので少し古いが買ってみた。

天才ともてはやされた人が、会社経営という実務に揉まれて普通の人の普通の感覚を手に入れたのかなと思う。

洗練はされてないけど、むしろ今後の東浩紀から出てくるであろう視点に興味が湧いた。

ただ、本自体は、もてはやされていた人が普通の人になるまでの過程を追っているものなので、面白くはないかもしれない。

2025年9月3日水曜日

天気予報はなぜ当たるようになったのか

タイトルから、天気予報の歴史展開と現在の地点の解説などを期待して購入したが、内容としては、現在の気象庁の紹介になっていると思う。
気象や防災について書かれていたり、その国際的な取り組みとかデータの共有や国際協力などについて具体的に書かれており、通常は知り得ないことが書いてあるという点では面白い内容とも言えるが、自分としては天気予報自体がどのように発展していったのかが気になっていたので、期待外れではあった。
タイトルは少々おかしいと思うので、気象庁の活動と未来とかそういうような感じにしてほしかった。

2025年8月8日金曜日

人が壊れるマネジメントプロジェクトを始める前に知っておきたいアンチパターン 50

 当たり前の内容が書いてはある。

自分がアンチパターンを実行していないかとか、無意識に行っていないかの点検の意味で読んではみたが、常識で考えればわかるような内容であった。

まあ、アンチパターンというのはそんなもんだから仕方がないけれども。

やはり、アンンチパターンを学んで避けるよりも、良いパターンを多数見て真似たほうが効率的だなというかんじである。

生物学的に、しょうがない!

 ちょっとした時間に軽く読むに良い本だけど、割と同じよう内容が続くので面白くはない。

時間がある時に読むにはいいが、僕は読み飛ばしてしまった。

本で読むよりは動画向きだなと思った。

2025年6月28日土曜日

出雲王国と天皇政権

 読むのにだいぶ時間がかかった。

内容的には、日本書紀や古事記以前の日本の歴史について、地域の伝承等をもとに話を展開している。

日本書紀等が作られる以前から、日本という地域に複数の国があり、それが争いなどを通して、統合されていって日本になったというのは、自然なことであると思うが、それを示す歴史の資料などもなさそうだし、こういう本で明らかにするという意味では面白い内容である。

ただ、文章が、面白くないし、資料やわかったことの羅列になっているので読み通すのは専門家でないと苦痛なんじゃないかと思う。

面白い内容だから、残してはおくけど、結局は歴史的な資料の不足などで想像の域を出ない本になるんじゃないかなと思う。