数学的な説明と歴史的な説明が交互に入って読みやすいものではあった。
フェルマーの最終定理などとは違って、リーマン予想はまだ証明がされていないので、終盤に盛り上がりがかける部分があるのは仕方がないかも。
素数個数関数と対数積分関数の差が無限に広がっていくと思われていたのが、差が縮まって逆転する点があることが証明されたあたりが物語的にはピークだろうか。
その点の値があまりに大きくて、数学的な証明の中で現れた最大の数として「スキューズ数」と呼ばれているとかのわかりやすく面白い。
その後には、物理やカオスとの素数とのつながりのようなものが解説されるが、いまいちすっきりしないので、やはり証明が行われた予想についての物語を読んだほうがよさそうだ。
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